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「お腹をへこませるなら腹筋」と考える人は多いですが、実は腹筋運動よりもスクワットの方が痩せやすいことがわかっています。ほかにも、「腹筋よりスクワットが優秀」と言われる理由はいくつかあるようです。パーソナルトレーナー・森 竜次さんに聞きました。「腹筋よりスクワット」と言われる理由は?「腹筋運動は刺激が局所的で消費カロリーも少ないのに対し、スクワットは下半身の大きな筋肉を一度に使うため、基礎代謝を高めて全身の脂肪燃焼につながります。さらに腹圧を保ちながら行うので体幹も自然に鍛えられ、姿勢改善やお腹まわりの引き締めにも効果的です。お腹痩せや全身のダイエットを効率的に進めたい方に特におすすめです」腹筋とスクワットの効果の違いを比較しながら、なぜスクワットが効率的にお腹痩せやダイエットにつながるのかを解説します。正しいやり方やおすすめの実践メニューも紹介するので、トレーニングに役立ててください。「腹筋よりスクワット」と言われる5つの理由腹筋運動よりスクワットと言われるのは、使う筋肉の大きさや消費エネルギーの差が大きいからです。スクワットは、鍛えられる筋肉の範囲が大きい腹筋運動で主に使われるのは腹直筋や腹横筋など体幹の限られた部位です。一方、スクワットは大腿四頭筋、ハムストリング、大臀筋といった下半身の大きな筋肉を中心に全身を動かすため、多くの筋群を同時に鍛えられます。大きな筋肉を動員すると消費エネルギーが増え、基礎代謝の向上につながります。腹筋だけを繰り返すよりも、全身を使うスクワットを取り入れる方が効率的に体型を変えやすいのです。スクワットは、消費カロリー・代謝が高い運動による消費カロリーは、使う筋肉量に比例します。腹筋30回で消費できるのはおよそ6〜9kcalにとどまりますが、スクワット30回では約25〜30kcalに達するといわれています。単純に比べても、スクワット30回は腹筋90回前後に相当し、結果的に効率よく脂肪を燃やせることがわかります。さらに継続して行うことで筋肉量が増え、基礎代謝が高まり、日常生活でもエネルギーを消費しやすい体質に変わっていきます。